どうも、まつりんです
突然ですが、生き物は好きですか?
あたしは、生き物全般好きです。(あ、とは言っても苦手なのもいますが・・・)
『ざんねんな生き物事典』という本がとても面白かったので、感想なんかを書いてみようと思います。
まずは、どんな本なのかというと
まさにタイトル通り『ざんねんな生き物』を集めた本です。
渡り鳥のように何日も飛ぶことが出来たり、年をとっても若返るクラゲだったり、羨ましくもあり、到底真似できない能力を持つ生き物がいるなか
「この能力・・・必要?」「えっ・・・もっと楽できるでしょうに」って思っちゃうような生き物ばかりです。
正直言って、羨ましい能力なんて1つも出てきません。でも、彼らは精一杯生きてるんですが、そのざんねん感が笑えるし愛おしく思えてきます。
生き物に対して親しみや愛着が湧いてくる1冊です。
いくつかの生き物を抜粋しながら、紹介していきます。
第1章 ちょっぴり進化のお話
まずは、進化について簡単に分かり易く説明してます。
偶然環境に合った個体が生まれ生き残ったものもいれば、絶滅してしまったものもいます。進化って偶然なんですね。
第2章 ざんねんな体
見た目や、体の作りがざんねんな生き物達が紹介されてます。
一見カッコいい羽根や牙が、実は女子にモテる為だけのもので、実生活では邪魔以外なにものでもなかったり。
クジャクの羽根は長すぎてじゃま
広げた姿がカッコよくて綺麗じゃないですか。動物園で見れたらラッキー!いい事ありそうって気分にもなれるし。でも、あれ邪魔すぎて風が強いと転んじゃうんですって。
転ぶって・・・ モテるための武器ですよね?いやだぁ~物凄くカッコ悪いじゃん!そんなとこ見た女子はどんな反応するんだろう。それとも、イケメンが転んだくらいじゃ動じないのかしら
異性にモテるって大変なうえに、どの世界でも結局は見た目重視ってことなんですね。
せつない現実です。
第3章 ざんねんな生き方
もうちょっと効率良くすれば、楽できるのに・・・って思っちゃう生き方をしている生き物達です。
エリマキトカゲはえりまきを広げて威嚇するが、効果がないと二本足で逃げ出す
ほぼ意味をなさない威嚇からの逃走・・・
だったら、そんなことしてないで一刻も早く逃げた方が良くない?せっかく二本足で走れるんだから。
体を大きく見せて相手をひるませるってよくある威嚇方法だけど、たぶん身を守れるほど絶大な効果はないですよね。急に大きくなったら一瞬びっくりするかもしれないけど、敵も『えっ・・・それで終わり?じゃあ、食べるけど』みたいな
まぁ、結局は『逃げるが勝ち』ってことですね。
アライグマは食べ物をあらわない
これは、もう人間の勘違いですね。
実際には、洗ってるんじゃなくて水の中の獲物を探してるだけなんですって。
動物園とかで飼育されてるアライグマが食べ物を洗うのは、ヒマすぎるからっていう理由が有力らしいです。
まさか、ただの暇つぶしで洗ってたとは・・・ 逆に、そこまでヒマな思いをさせてごめんなさいって感じです。
今度、食べ物を洗ってるアライグマを見たら、洗うヒマもないくらい楽しませてあげたいです。
第4章 ざんねんな能力
基本的には、攻撃力や防御力もあり役に立つのですが、捨て身の攻撃ゆえに自滅したり・・・逆に、防御力ゼロだったり。
マンボウの99・9%は大人になれない
大人になれるのは、3億個の卵うちの2匹くらいだそうです。
なぜなら、泳ぐのも遅く防御手段もないからです。
マンボウには申し訳ないけど、見たまんまって感じですよね。
大人になる確率より、そんな鈍くさいマンボウが絶滅しない方がびっくりです。
とにかく数で勝負するタイプってことですね。まぁ、数打ちゃ当たるっていいますけど。
まとめ
いろんな意味でざんねんな生き方・能力が紹介されてますが、それを受け入れ一生懸命生きてる姿に尊敬すらします。(どれか1つ能力をくれると言われても断りますが)
みんな頑張ってるんだ!!
かわいいイラストと、分かりやすい説明でとても読みやすいです。
ちょっと、見づらいですけどこんな感じで、下に簡単なプロフィールも載ってます。
難しい用語なども使ってないので、小学生でも十分理解できるように書いてあります。
あたしは、文章ばかりの本が苦手なので、こういうタイプの本だと夢中で読みます。(子供か!)
子供と一緒に楽しく読むのもよし、1人でニヤニヤしながら読むのもよし。
あ、おしゃれにカフェで読むみたいのはオススメしません。だって、笑っちゃいますもん。変な目で見られて、恥ずかしい思いをすることになりますよ・・・
あたしは、1人でニヤけながら読みました。
ちなみに『続 ざんねんないきもの事典』も出てます。
もちろん、この第2弾も面白いです。
もう、第3弾・4弾と続いて欲しいです。
是非是非!監修の今泉さん、お願いします!
以上、ざんねんないきもの事典の感想でした。